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日本語版 Tasker ユーザーガイド : Main Screen

~ メイン画面 ~

Taskerのメイン画面についてみてゆきましょう。

Taskerをインストールしたばかりの状態では「ビギナーモード」が有効になっているので、画面表示もそれに合わせて少し簡略化されています。

メニューの ‘Preferences’ の項目からビギナーモードを解除して通常の画面を表示させてみてください。

Main Screen (メイン画面)

これは、Taskerを起動させると最初に表示される画面です。ここでは、Taskerの最も重要な四つの要素、Profiles(プロファイル)、Tasks(タスク)、Scenes(シーン)、Variables(変数)を編成したり、編集することができます。

Main Tabs(メインタブ)

多くのデバイスでは、アクションバーの中に表示されます。

  • タブをタップすると関連項目のリストを見ることができます。
  • 既に選択されたタブをタップするとオプションが表示されます。
Profiles (プロファイル)

プロファイルのリストが表示されます。プロファイルは左側に表示されるcontexts(コンテキスト/条件)と、右側のに表示される実行すべきtasks(タスク)を関連付けます。プロファイルがアクティブになると、そのプロファイル名が緑色で表示されます。リストの各項目のプロファイルはそれぞれ三つの主だった部分で構成されています。

1. Title Bar(タイトルバー)

タイトルバーにはプロファイル名(無名のプロファイルの場合はプロファイルの内容)が表示されます。タイトルバー右側のオン・オフスイッチはそのプロファイルが有効か無効かを表しています。

  • プロファイル名をタップすると詳細の表示/非表示を切り替えることができ、表示状態では、そのプロファイルを構成するコンテキストとタスクを見ることができます。
  • プロファイル名を長押しすると、プロファイルのオプションが表示されます。
  • オン・オフスイッチをタップすると、プロファイルの有効/無効を切り替えることができます。
  • タイトルバーの右側をドラッグするとプロファイルを移動させることができます。オン・オフスイッチ部分をドラッグしても構いません。

【重要】

オン・オフスイッチは、そのプロファイルがアクティブ(タスクが実行中)であることを示すものではありません。そのコンテキスト(条件)が成立した場合に、プロファイルがアクティブになり得るということを表しています。

2. Contexts(コンテキスト)

プロファイルの詳細の左側には、そのプロファイルを構成するコンテキストを表すアイコンとテキストが表示されます。コンテキストは、そのプロファイルがいつアクティブになるかを示しています。プロファイルを構成する全てのコンテキストが成立するとそのプロファイルはアクティブになります。

  • コンテキストをタップすると、そのコンテキストを編集できます。
  • 長押しすると、コンテキストの複製や新しいコンテキストの追加など、マネージメントオプションが表示されます。

コンテキストをタップや長押ししたときの操作内容はメニューのPreferencesの項にあるUIタブから設定できます。

3. Tasks(タスク)

プロファイルの詳細の右側には、そのプロファイルのアクティブな状態に応じて、順次実行される一つまたは二つのタスクが表示されます。

  • タスクをタップすると、そのタスクを編集できます。
  • 長押しすると、マネージメントオプションが表示されます。

右向きの緑色の三角マークが付いているタスクは、エントリー(入り口)タスクといい、プロファイルがアクティブになったときに実行されます。

左向きの赤色の三角マークが付いているタスクは、イグジット(出口)タスクといい、プロファイルがアクティブでない状態に戻ったときに実行されます。

【例外】

イベントコンテキスト、またはRepeatオプションが指定された時間コンテキストや範囲を指定しない時間コンテキストを含むプロファイルには、二つとも緑色の三角マークが付きます。これはプロファイルのアクティブな状態が一瞬で終わるので、両方のタスクが同時に実行されるためです。

Tasks(タスク)

タスクリストには、作成済みの名前付きタスクが表示されます。

  • タスクをタップすると、編集できます。
  • 長押しすると、オプションが表示されます。
  • タスク名の右側部分をドラッグすると、タスクを移動できます。(表示されたゴミ箱アイコンにドラッグすると削除されます。)

プロファイルには、無名タスク(名前を指定せずに作成したタスク)を適用することができます。無名タスクは、タスクリストには表示されず、プロファイルリストの関連付けられたプロファイルからのみ参照することができます。

Scenes(シーン)

シーンリストには、既に作成済みのシーンが表示されます。

  • シーンをタップすると、編集できます。
  • 長押しすると、オプションが表示されます。
  • シーン名の右側部分をドラッグすると、シーンを移動できます。(表示されたゴミ箱アイコンにドラッグすると削除されます。)

緑色の文字で表示されているシーンは、既に作成済みですが非表示の状態です。

Variables(変数)

Variables(変数)タブは、メニューのPreferencesの項にあるUIタブのBeginner Modeが有効になっていると、表示されません。

デフォルトでは、Taskerが認識しているグローバルなユーザー定義変数が全てリストに表示されます。ここには、プロファイル、タスクまたはシーンの中で使われた変数が含まれます。

  • 変数をタップすると、編集できます。
  • 長押しすると、オプションが表示されます。

すべて小文字て名付けられた変数はローカル変数といい、それが作成されたタスクの内部からのみ参照できるので、リストには表示されない点に注意してください。

変数リストの一番下にあるいくつかのフィルター(画面右下の矢印を使って表示非表示を切り替えます)を使って表示させる変数を制限することができます。

Indexedボタン
変数名の最後が数字で終わるもののみが表示され、それ以外は非表示になります。例)%LDC3
Emptyボタン
現時点で値の設定されていない変数のみが表示され、選択を解除すると値を持つ変数のみが表示されます。
Referencedボタン(homeプロジェクトのみ)
プロファイルまたはタスクから参照されている変数のみが表示されます。選択を解除すると、どこからも参照されていない変数のみが表示されます。
Filterテキストボックス
変数名の一部に指定されたテキストを含まない変数は排除されます。(大文字と小文字を区別します。)

ユーザーが作ったプロジェクトではそのプロジェクト内に存在する変数のみが表示されます。

Taskerのほとんどの編集画面とは異なり、変数リストに加えられた変更はキャンセルできません。

Action Bar(アクションバー)

※この項目の内容は実際の画面と一致しない部分があります。どうも古いバージョンのユーザーガイドの内容が中途半端に更新されているようです。

Tasker Icon(Taskerアイコン)
  • タップするとTaskerが起動してから現在までに加えられた変更を適用(保存)し、アプリを終了します。デバイスの「戻る」ボタンを押しても同じことができます。
    (※アイコンをタップしてもアプリは終了しないようです。)
  • 長押しするとTaskerの有効/無効を切り替えられます。

Taskerが無効に設定されると、アイコンがグレーで表示されます。

Cancel(キャンセル)ボタン

Taskerを起動してからユーザーデータに加えられた全ての変更を破棄します。

Overflow(オーバーフロー)ボタン

メニューボタンを備えていないデバイスでも、タップしてメニューを表示することができます。

On/Off(オン/オフ)トグルボタン

このボタンをオン(青い色が表示された状態)にせずにTaskerを閉じると、Taskerは何も実行しません。このボタンをオフにするとTaskerは実行中のイベントモニターを即座に停止します。

Menus(メニュー)

Menu Item: Browse Examples
(メニュー項目: サンプルコードの検索)

プロジェクトやプロファイルなど問題解決のヒントを見つけられるウェブサイトへのリンクです。
【重要】ダウンロードしたデータはユーザーデータにインポートする必要があります。例えば、プロファイルのインポートには、プロファイルタブを長押しして表示される項目から ‘Import’ を選択します。

※「インポートとエクスポート」の項もご覧ください。

Menu Item: Data(メニュー項目: データ)
Clear(削除)

その時点で作成されている全てのデータを削除します。アプリの設定や変数は削除しません。(設定の変更の削除はメニューの ‘Preferences’ の項目を選択した状態でメニューボタンをタップして表示される ‘Defaults’ をタップします。変数の削除は ‘VARS’ タブを長押しして表示される ‘Clear All’ をタップします。)

※「メインメニュー」のページもご覧ください。

Backup(保存)

外部ストレージのバックアップファイルに既存のユーザーデータを保存します。

Restore(復元)

各種バックアップデータを復元します。

Projects(プロジェクト)

Taskerではプロファイル、タスク、シーン、変数をプロジェクトというグループに編成することができ、それぞれのプロジェクトは異なるタブに表示されます。

プロジェクトタブの表示/非表示は画面下部のボタンのいずれかを長押しすることで切り替えられます。ただし、アプリの設定でビギナーモードが解除されている必要があります。

  • プロファイル、タスク、シーンをプロジェクトタブにドラッグすることで、そのプロジェクトに移動させることができます。
  • プロジェクトタブをタップすると、そのプロジェクトに含まれる項目だけを表示させることができます。
  • プロジェクトタブを長押しすると、新しいタブの追加などのオプションを表示します。オプションは選択済みのプロジェクトタブをタップしても表示されます。

最初のタブは少し特殊な性質を持ち、削除することはできず、他のどのプロジェクトにも属さない項目がここに表示されます。

補足

このセクションはオリジナルのユーザーガイドにはありませんが、Taskerを使う上で知っておくと便利な事柄を補足という形で載せてあります。

エントリータスクとイグジットタスク

プロファイルでは、コンテキストが成立したタイミングで実行されるタスクを二つまで指定できます。これが「エントリー(入口)タスク」と「イグジット(出口)タスク」です。Profilesタブ内に表示されるプロファイル一覧の各プロファイル名をタップすることで、プロファイルの詳細の表示・非表示を切り替えられますが、エントリータスクは緑色の矢印、イグジットタスクは赤い矢印で表示されます。

では、この「入口」と「出口」とは一体何のことなのかということですが、タスクの実行契機になるコンテキストには大別して「イベントコンテキスト」と「ステートコンテキスト」の二種類があり、コンテキストの成立した状態が一定時間続くものを「ステートコンテキスト」、コンテキストの成立直後にすぐに不成立の状態に戻るのが「イベントコンテキスト」です。別の言い方をすると、一定の「期間」を指定するのがステートコンテキストで、時間上の「一点」を指定するのがイベントコンテキストだと言えます。

つまり、ステートコンテキストでは、成立・不成立の状態変化のタイミングが2回あることになります。このうち、最初のタイミングで実行されるタスクの指定を「エントリータスク」、2回目のタイミングで実行されるタスクの指定を「イグジットタスク」と呼び分けています。

このエントリー/イグジットの違いが何に役立つのかですが、タスクから実行されるアクションの中には「セッティング」と呼ばれるカテゴリーに属するものがあり、コンテキストの成立によって実行されるエントリータスク内でこのセッティングアクションによって機器の設定が変更されると、再びコンテキストが不成立になった時点で、変更された設定が元の状態に戻されるという機能がプロファイルに備わっています。

ただし、このセッティングアクションとステートコンテキストによる設定の復元機能は次のような場合には機能しないことに注意してください。

  • エントリータスク内にPerformTaskアクションが指定されていて、呼び出されたタスク内で設定が変更された場合。
  • エントリータスク内のJavascriptアクションなどから実行されたスクリプト内で設定が変更された場合。

また、PerformTaskアクションによって呼び出される子タスクも含め、エントリータスクから呼び出されるタスクの実行が完了するまでは、イグジットタスクに指定されたタスクは実行されないことが保証されています。この実行順序の強制ルールはプロファイルの属性設定でEnforce Task Orderのチェックを外すことで無効にすることができます。(プロファイルの属性設定画面はProfilesタブ内の各プロファイル項目を長押しすると画面上部に表示されるアイコンから表示させることができます。)

ステートコンテキストではエントリータスクとイグジットタスクが区別されますが、イベントコンテキストではこのような区別はなく、指定された二つのタスクは同時に実行されます。Profilesタブ内では、両方とも緑色の矢印で表示されます。(TimeコンテキストでRepeatオプションが指定されている場合やStartオプションまたはEndオプションのいずれかしか選択されていない場合にも、エントリータスクとイグジットタスクが同時に実行されます。)

インポートとエクスポート

Taskerにはビギナーモードがありますが、これが有効になっているとデータをエクスポートすることが出来ません。メニューの ‘Preferences’ をタップして ‘UI’ タブの ‘Beginner Mode’ のチェックを外してください。

Taskerにはバックアップとリストアという機能もありますが、バックアップとリストアではTaskerのデータが一度に全て保存/復元されるのに対し、インポートやエクスポートではプロファイル、タスク、シーン、プロジェクトをそれぞれ個別にファイルに書き出しまたは読み込みが出来ます。

また、エクスポート先をメール、クリップボード、SDカードから選ぶことができ、データの記述方法も通常の記述とxmlから選ぶことが出来ます。

インポート

インポートとは、ファイルとして保存されたプロファイルやタスクなどの設定内容をTaskerに読み込んで使えるようにすることです。

自分でエクスポートしたデータを読み込み直すことももちろん出来ますが、それ以外にも他の人が作って公開しているデータをダウンロードして利用することも出来ます。

インポートするデータは予めファイルに保存されている必要があります。インポートしたいデータの種類に応じてメイン画面のタブのいずれかを長押ししてオプションメニューから ‘Import’ を選択します。

ファイルマネージャーが開くのでインポートするファイルを選択します。

エクスポート

Taskerで作ったデータは、エクスポートすることでファイルに保存できます。しかも、プロファイル、タスク、シーン、プロジェクトといった単位で保存できるので、単にデータのバックアップのためだけでなく、自分で作ったデータを公開して人に使ってもらったり、逆に誰かが公開しているデータをダウンロードして自分のTaskerに組み込むということが出来ます。

エクスポートの仕方は、プロファイル、タスク、シーンの場合はメイン画面の各タブからエクスポートしたい項目を長押しして選択後、メニューの ‘Export’ をタップします。

すると、サブメニューが開いて次のような選択項目が現れます。

Description To Clipboard(クリップボードにコピー)
データをクリップボードにコピーしますが、データが[項目名]:[内容]といった形で列挙された形になります。
Description In Email(記述をEメールで送る)
データの書式は同様に列挙型になりますが、Eメールの本文に記述されます。その際、使用するメールアプリの選択メニューが表示されます。
XML In Email(XML形式でEメールで送る)
Eメールの本文に書き出されるのは同じですが、書式がXMLになります。
XML To Clipboard(XML形式でクリップボードにコピー)
XMLでクリップボードにコピーします。
XML To SD(XML形式でSDカードに保存)
XML形式のファイルとしてSDカードに保存されます。

目的に合わせてエクスポート先と形式を選択してください。

この内、Taskerで直接インポートできるのはXML形式のファイルのみで、それ以外の形式とエクスポート先はあくまで閲覧または編集用と考えてください。もし、データを直接インポートできる形でメールで送りたいのであれば、SDカードに保存されたXML形式のファイルを添付データとして送ります。

XML形式でエクスポートされたデータであれば、その内容をそのままXMLファイルとして保存すればインポートできるものと思われますが、データをTasker以外で編集するのはXMLの仕様が不明なので思わぬエラーを引き起こす可能性があり、危険ですのでやめておいた方が良いでしょう。

ちなみに、SDカードに保存を選んだ場合の保存先はSDカードルート直下/Tasker/フォルダ内にエクスポートするファイルの種類に応じて ‘projects’ 、 ‘profiles’ 、 ‘tasks’ 、 ‘scenes’ というフォルダが作られ、それぞれ次のファイル名で保存されます。

  • プロジェクト: [プロジェクト名].prj.xml
  • プロファイル: [プロファイル名].prf.xml
  • タスク: [タスク名].tsk.xml
  • シーン: [シーン名].scn.xml

プロジェクトのエクスポートについてはやり方が少し違っていて、エクスポートしたいプロジェクトタブを長押しして表示されるメニューから ‘Export’ を選択します。

ただし、エクスポートできるプロジェクトはユーザーが作ったプロジェクトのみで、ホームタブに含まれるプロファイル、タスク、シーンをプロジェクトとしてエクスポートすることはできません。ホームタブの内容をプロジェクトとしてエクスポートしたい場合は、エクスポートしたいプロファイル、タスク、シーンを一度ユーザー定義のプロジェクトに移してからエクスポートしてください。

また、プロジェクトとタスクのエクスポートについては、上記のエクスポート先の他に ‘As App’ という項目が選択できます。これはプロジェクトまたはタスクをTaskerからは独立したアプリケーションとしてAPKファイルにするというものです。詳しくはアプリケーションの作成をご覧ください。

さて、ここまででプロジェクト、プロファイル、タスク、シーンのエクスポートについて説明しましたが、ではユーザーが定義した変数のエクスポートは一体どうなっているのでしょうか。結論から言いますと、変数のエクスポートはできません。と言うよりは、ユーザー定義の変数はタスクやシーンのイベントタスクの中でパラメーターとして使用されます。これらタスクをエクスポートすればそこで使われている変数もタスクの一部として一緒に保存されるので、単独でエクスポートする必要がないのです。こうしてタスクと一緒にエクスポートされた変数は、インポートされると自動的にTaskerの ‘VARS’ タブに一覧表示されることになります。

Android 4.xでは、アプリによるSDカードへのアクセスが制限されているため、バックアップデータは全て本体メモリに保存されます。